現像(げんぞう)とは?写真の用語
現像(げんぞう)は昔のフィルムカメラの時代から使われてきた言葉です。
カメラで撮影をすると光を取り込みカメラ内のフィルムにイメージが写さます。このフィルムのイメージ(画像)を、印画紙(写真の紙)へうつし出し、可視化させる(文字通り、像(イメージ)を現させる)処理ことを現像といいます。
フィルムカメラによく使われているネガフィルムは、
カメラで撮影しただけだと、フィルムに被写体の「明暗」や「カラー」を反転した状態で記録し人の目で見たイメージと異なります。
その為、このフィルムを印画紙という写真の元になる紙に、イメージを出現させる現像処理をします。
現像処理をしないと撮影された通りのイメージ(カラーや明暗)に表現すことはできません。
このフィルムカメラ時代の言い方を受け継ぎ、今日のデジタルカメラの場合も
RAW形式で撮影されたイメージ(画像)を現像ソフトを使ってTIFF形式やJPEG形式の画像に変換することを、現像と言っています。