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順光(じゅんこう)とは?

写真の用語で使われる順光(じゅんこう)とは、撮影の際の光のあたり方に対する用語です。

順光は被写体の正面から光が当たっている状態(撮影するカメラマンの背後から光がさす状態)のことです。
逆に被写体の背後から光が当たる状態(撮影するカメラマンの正面から光が刺す状態)のことは逆光(ぎゃっこう)と言います。

逆光が被写体の背後から光があたった状態で撮影するため、被写体が影で暗く映るのに対して、
順光は被写体の正面から光が当り、被写体の「色」や「形」が鮮やかにはっきりと表現されるのが大きな特徴です。

通常、一般の人がカメラで撮影をする際は、逆光状態だとなかなかうまく撮影できないことが多いため、順光の状態で撮影する方が簡単に、鮮やかな写真を撮影することができます。

順光の注意点
順光は、被写体の正面から光があたるので、光により被写体の陰影が薄くなり(影の部分がすくなくなるので)立体感や、奥行き感がなく「平面的」「のっぺりとした」イメージになることもあります。
(例えば人の顔などを順光の状態で撮影すると、陰影が少ない分、顔が通常より太った感じに映ってしまったり、膨張したようなイメージになる、などの事があります。)

その他の注意点としては、
・目瞑りなど(光が正面から当たるため、被写体となる人物が、眩しくて目つぶってしまたりする)
・撮影をするカメラマンの背後から光が当たっているので、カメラマンの影が写真に映ってしまう

などの可能性もあります。

撮影の際に注意しつつ、撮影をした後に、すぐに写真をプレビューでチェックするといいでしょう。